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梅雨の時期は食中毒にご注意！

2022.05.24 | Category: YOU整体,ニュース

【食中毒の原因と種類】
　食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気の事です。食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間はさまざまです。時には命に係わるとても怖い病気です。
　細菌による食中毒にかかる人が多くでるのは気温が高く、細菌が育ちやすい6月から9月ごろです。ウイルスによる食中毒は冬に流行します。また、キノコや魚のフグなどには、自然に有毒な物質を含んでいるものがあり、そういったものを間違えて食べることによって食中毒になることもあります。食中毒を起こす細菌は、土の中や水、ヒトや動物の皮膚や腸の中にも存在していて、特別な菌というわけではありません。そのため、食品を作る途中で菌が付いてしまったり、家庭で料理したものを、あたたかい部屋に長い時間置いたままにしておくと、細菌が増えてしまいます。

《食中毒の種類》
食中毒の原因は、大きく分けると「微生物」「化学物質」「自然毒」「寄生虫」の４つに分けられる。

　『微生物』・・・・腸管出血性大腸菌・カンピロバクター・サルモネラ属菌・黄色ブドウ球菌・腸炎ビブリオ・ボツリヌス菌・セレウス菌・ウェルシュ菌
　『化学物質』・・・ヒスタミン・食物アレルゲン・洗剤などの混入
　『自然毒』・・・・フグ毒・キノコ・ジャガイモの芽
　『寄生虫』・・・・アニサキス

〖食中毒を起こす細菌やウイルス〗
　➀黄色ブドウ球菌
　　人の皮膚、鼻や口の中にいる菌。傷を触った手で食べ物を触ると菌がつきやすい。この菌の毒素は熱に強く、加熱しても防げない。
　　食後30分～6時間で、吐き気、頭痛などの症状。
　➁病原性大腸菌
　　十分に加熱されていない肉や生野菜などが原因。O-157やO-111などの種類があるが、十分に加熱すれば防ぐ事が出来る。
　　食後12～60時間で、激しい腹痛、下痢、下血などの症状。重症化すると死に至る場合もある。
　➂サルモネラ菌
　　十分に加熱していない卵・肉・魚などが原因。乾燥に強く、熱に弱い。
　　食後6～48時間で、吐き気、腹痛、下痢、発熱、頭痛などの症状。
　➃カンピロバクター
　　十分に加熱されていない肉(特に鶏肉)や、飲料水、生野菜などが原因。ペットから感染することも。乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅する。
　　食後2～7日で、下痢、発熱、吐き気、腹痛、筋肉痛などの症状。
　➄腸炎ビブリオ
　　生の魚や貝などの魚介類が原因。塩分のあるところで増える菌で、真水や熱に弱い。
　　食後4～96時間で、激しい下痢や腹痛などの症状。
　➅ノロウイルス
　　牡蠣などの二枚貝を生や十分加熱しないで食べた場合や、ウイルスに汚染された水道水や井戸水などを飲んで感染。熱に弱く、85度以上で1分間以上加熱。感染者からの吐しゃ物から感染。
　　食後1～2日で吐き気、ひどい下痢、腹痛などの症状。